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 毎回異なる音楽チャートから最新のヒット曲を紹介する「臼井孝の音楽チャートから見るヒット曲最前線!」。この連載では、月の前半は総合的なビルボード・ジャパン・チャート、そして月の後半はパッケージや配信のセールス、動画や歌詞の検索数、カラオケや有線リクエストなど個別のヒットチャートから1種類を選択し、ヒット曲を解説します。今回は、音楽チャンネル「MUSIC ON! TV」のチャート番組『J-POP最強カウントダウン50』を取り上げます。

【関連画像】今週注目のシングル・ヒットチャート『J-POP最強カウントダウン50』(2017年6月18日)

●複数の要素で決定したチャートながら、CDの影響が大きい

 「MUSIC-ON! TV(エムオン!)」は、衛星放送のスカパー!やケーブルテレビで2017年6月現在746万世帯で視聴できる音楽チャンネルです。2004年に現在のチャンネル名に変更されましたが、1998年に開局した「Viewsic」時代から数えると、もうすぐ20年になる長寿番組です。

 開局当時は“ロック中心の「スペースシャワーTV」、洋楽多めの「MTV」、洋邦のポップス中心の「エムオン!」”というのが音楽ファンの認識だったと思いますが、その後、日本の音楽事情の変化に伴ってK-POPやアニソン、アイドルなど、より多くのジャンルを扱うようになってきています。

 そんなエムオン!の看板番組『J-POP最強カウントダウン50』は、オリコンのシングル、アルバムのセールスをもとに音楽配信やカラオケ、SNS、リクエストなど各要素を加えたヒットチャートであり、いわば“ビルボード方式”の複数の要素で決定したチャートといえます。

 ただし、CDリリースと大きく連動しているのが一つの特徴です。

 ですからトップ20のうち16曲が急上昇作品ですが、長年のファンが多いB'zが1位になるのも、CDリリース主体となれば納得です。

 2位の秦基博「ひまわりの約束」(シングル発売は2014年8月)や12位の乃木坂46「サヨナラの意味」(同2016年11月)は、収録されたアルバムが発売された週にそれぞれ大きく再浮上。アルバムのリード曲がかなり上位になる点も、このチャートの大きな特徴の一つでしょう。

 ほかにも女性アイドルのこぶしファクトリー、男性ダンス&ボーカルグループのDa-iCE(ダイス)、ロックバンドのTHE ORAL CIGARETTES(ジ オーラル シガレッツ)、男性ソロの岡崎体育、さらに韓国の男性グループB1A4(ビーワンエーフォー)の日本語曲など、さまざまなジャンルのアーティストが上位入りしています。

※過去4週間の順位を掲載、「-」は50位圏外、黄色の網掛けは初収録CDの発売が2カ月以上前の楽曲。※ヒット要因の「SG」はシングル好調、「AL」はアルバム好調を示している。※発売元略号:A=エイベックス、AS=A-Sketch、K=キング、LD=LDH、S=ソニー、U=ユニバーサル、VM=ヴァーミリオン、W=ワーナー、Z=Zetima

■提供元:エムオン・エンタテインメント
(この記事はエンタメ総合(日経トレンディネット)から引用させて頂きました)